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  • 2023.09.15 Friday
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見つからないし、間に合わない話し

とある居酒屋へ入って行くところから物語は始まる。
飲み屋が沢山入ったビルの二階、
ワンフロアーを使った広い居酒屋だ。
その日ライブの予定がある我々だったが、
入り時間より相当早い到着だったらしく、
とりあえず何か食べようとお店に入って行った。
僕と、その日の相方のギタリストMとそのかみさん、
周りには何故かお客さんの方々が五人程一緒だった。
ライブの開演時間は20:00、
会場は旧知の楽器屋さんM/Mというお店。
頑固親父が続けている小さなその楽器屋さんで、
初めてライブを演らせてもらえる事になり、
とてもワクワクしていた気がする。

気が付くと相方はホロ酔いで壁にもたれ、
なにか訳の分からない事を呟き続けている。
僕はというとみんなに囲まれて気分良くなって、
ギターを取り出して歌っている。
店中大変な盛り上がりなもんだから、
更に調子に乗って歌い続けていた。
ずっと歌っていた。歌っていた。

ふと壁の時計を見ると針が指す時刻は20:15。
あれ?
こんなところで何やってるんだろ?
僕もすでに相当酔っている。事態が把握出来ない。
出来ないが、なにかとてもマズい事になっている予感はする。
あ!ライブだ!
いかん、もう開演時刻を過ぎているじゃないか!
焦った僕は相方を探すがどこにも見当たらない。
「Mっ!Mはどこだよっ?」
すると誰かが、
「あれ?奥さんに介抱されてたけど、さっき帰りましたよ?」
なに?
帰った?
帰ってどうすんだよ?
これから、っていうか今、もうライブじゃないか?
慌てギターを仕舞い、機材を担いで店の階段を駆け下りる。
でも変だな、お店から何の連絡もないぞ?
思い出したように携帯を取り出すと、そこには留守番電話が一件。
「龍麿さぁ〜、時間過ぎちゃったけどどうしちゃったんだよ〜?
 お前が演らせてくれっていうから、とりあえずまだ待ってるんだけど。
 でさぁ、それはまぁ良いんだけどさぁ(良くないだろ!)、
 お客さんがねぇ、一人も来ないんだよねぇ、どうなってんの?
 とにかくさぁ九時まで待って来なかったら俺、帰るけど良いかなぁ?」
マズい。非常事態的にマズい。
遅刻した上に会場にはお客さんが誰も居ない?
そんな話し聞いた事もない。マズい。全ての方面に対して、マズい。
早く楽器屋さんに行かなければ。
そうだ!車は何処だ?何処に停めたんだっけ?
表通りまで息を切らせて走って行くと、
今、正に、ミニパトが駐車禁止の取り締まりをしているじゃないか!
マズい、マズ過ぎる。これはスペシャルピンチ、特別な危機特集だ。
あぁ、車、車、何処だっけ?
あちこちを探す視線の先、
空き地を挟んだ一本奥の通りに自分の車の窓に貼ってあるステッカーが
チラっと見えた気がした。
あった!
慌てて走り出すも、思うように足が運ばない。
ん、なんだよ、こんな時に。
あ!自分、お酒飲んじゃったじゃん!しかも、だいぶ酔ってるじゃん!
もつれる足で車が見えた気がするその通りへ急ぐ。
とにかく車まで行こう、それから考えよう。
行ったところでどうすることも出来ないが、
とりあえず、行こう。

さっき確かに車を見かけたその通りまで来たのに、
車は、ない。
は?
あったでしょ?
さっき、あったでしょ?
車はどこにも見当たらない。
もう、わけが分からない僕は顔の汗を拭いながら
なんなんだろこの状況?
果たしてここから抜け出す手だてはあるんだろうか?
と思考を巡らせる。
汗はひっきりなしに落ちて来る。
顔を拭う。顔を拭う。顔を拭う......


目が覚めたら、
トレ蔵が顔をペロペロと舐めていた。
まるでコメディ映画のようだ。
犬オチ。

集中して使った頭と身体、
ちゃんとリラックスさせてから眠らないと、
こんな出鱈目な夢をみたりするんですね。
気を付けようっと。
今日も読んでくれてありがとう。
そしてあの日を忘れる事なく、毎日を!


準備の日々が続きます。

ツアー中の一番の問題、
それは「宿泊」
経費から見てもメンタル面から見ても、
旅の行方を左右すると言っても過言ではない項目なのです。

もっとも僕等は仕事の時間上、
実際に宿にいるのは打ち上げが終わってからチェックアウトまでの、
下手をするとたった数時間の出来事な場合も多く、
しかも幸いうちのメンバーはあまり煩い事を言わない人達なので、
三人相部屋なんてこともあったりするわけです。
旅館みたいな和室の場合もあれば、
明らかに無理矢理三つ目のベッドを押し込んだ洋室の場合もあり、
以前ユカリさんと回ったツアーで泊まった超ブライダル系チャペル付きのホテルは、
12畳くらいの和室に二人でゴロゴロ出来たりして(しかも一人¥3,000.)
まぁフロントの方の対応が「あなた方は、もしや、愛のあるふたり?」的な
余分な疑惑も含んだ感じだったのが面白くてですね、
今回もそのホテルを取ろうと思っていたのですが、
どうやらつぶれてしまったらしくて残念(笑)
そりゃそうだよな、¥3,000.はないよなぁ、つぶれるよなぁ。

他にも常宿っぽいホテルが経営が変わって料金形態も変わって、
なんか他人の振りをしている昔の知り合いみたいな感じで。
色んな部分で時間は流れていて、
街の風景もそんな流れにのまれて変わって行くんだなぁ、なんて。

しかしそんな情緒に浸っている場合ではなく、
とにかく宿を確保しなければ路頭に迷ってしまうもしくは、
夜走りの連続という師匠直伝ハイウェイで夜明かし作戦になってしまう。
しかも今回、最終日の移動が大分から淡路島という、
途中に寄りたいお店が何軒もある中を突っ切って走るコースで、
その上佐賀関ー愛媛間はズルをしてフェリーでワープするつもり。
押さえるのは宿だけではなく船も視野に入れなきゃいけない。

大体ツアー中の宿泊、一人三千円台の宿が見つかればガッツポーズ。
なにしろ一瞬寝るだけですから。
五千円を超えたりしたらそりゃもうセレブですよセレブ。
これがまた厄介であり楽しみでもあるんですが、
予約した本人も行ってみるまでどんなだか分からない。
着いてみて、全員で目が点みたいな事もなくはない。

あれはどこだったかな?
リハーサル中、その日一緒に演る地元のシンガーに
「今日の泊まりはどこですか?」
と聞かれてホテルの名前を言うと、
「えぇぇ?あそこに、あぁ、あそこに泊まっちゃったんですかぁ.....」
そう言われてみれば確かに内装も外装も「ビジネスホテル」のそれではなく、
明らかに元はエッチな雰囲気の場所だったんだろうな感が溢れており、
なにやら綺麗なお姉さんが入れ替わり立ち代わりロビーをウロウロしていて、
辻褄を合わせるとどうやらお姉さん達はそちらの業界の方々らしく、
共演者の落胆の理由が分からないでもない要素たっぷりだったり。

まぁとにかく行ってみなければ分からない、そういうことです。
今回もそんな小冒険をあちこちに仕掛けつつ、予約を完了しました(笑)
酷い事にはならないだろうが、何かが起きても不思議ではない、
統括するとそんな雰囲気のチョイス。
さてどんな旅になりますやら。
皆さんもお楽しみに。

夕べからそんな作業を続けていたら、
以前発表した「倉庫」にも劣らないような夢を見まして、
記憶しているシーンを断片的に書き留めたんですが、
覚えているビジュアルが強烈すぎてとても僕の文章力ではお伝えしきれない。
多分その舞台となる街へ行くまでのストーリーで疲れてしまうような、
ある意味壮大な物語のほんの一片なんですが、
これはメモそのものを見て頂いて想像して頂こうかな、と。









絶句、してますか?
最近あまりしてなかったでしょ?絶句。
これもまたなにかの出会いですからね。
絶句を楽しんで下さい。そんな自分を楽しむ、みたいな。

しっかしなぁ、「ピッタリハマるわけ」って言われてもなぁ。
おまけにビールホイッスルなんて楽器、あるのか?
つまり、今日は読んでくれて本当にありがとう(笑)
いい夢見てね!






 

「倉庫」

あちら側の世界での時間は真夜中。
そのとき私はいきなりにピンチな場面を向かえていた。
恐ろしい暴力組織を取りまとめる二人の幹部、
それもわりかし美人の姉妹2人組に拉致されていたのだ。
とびっきりの美人ではあるが、平気で人を殺めるような、
常識の欠片も無いとてつもなくおっかない二人組だ。
自分が捕まわれている理由はさっぱり分からない。
とにかく両側からガシッと腕を押さえられていたが、
左側に居た妹のほうは好みのタイプだったので、
切迫した状況にも関わらず、押し付けられた胸の部分に悪い気はしなかった。
彼女達は私を脅迫して私の秘密基地へと案内をさせたのだ。
重い扉を開くとそこは巨大なコンテナの中のような空間。
まだ誰にも教えていない私のとっておきの秘密基地だ。
そこには4WD用のごっついタイヤが何故か3本セットでたくさん置いてあり、
こじんまりした家なら三軒分に相当する程大量の木材の山、
壁には几帳面に並べられた拳銃と弾薬のコレクション、
そして水草が生い茂った水槽が一本置いてあった。
私は何の脈絡もないこの状況に彼女達が怒りだすのではないかと
ビクビクしていたのだが、

「すげぇな、おめぇ!すげぇじゃんか!」

と、私の好みのタイプである妹の方が興奮しだしたのだった。
一体何が彼女のスイッチを押したのか?
一体ここにあるもののなにがスゴいのか?
基地の持ち主である私にもさっぱり分からないのだが、

「タイヤが3本ずつなんてよ、ありえねぇよ、
 意味不明!足りてねぇもんな!」


褒められている気は全くしなかったが、
張りつめた空気はいつの間にか何処かに消えていた。
もしかしてこれは状況が好転したのかもしれないと、
姉の方を振り返ると彼女は黙って私に拳銃を向けている。
やはりピンチはピンチだ。ピンチらしいが、あまり実感がない。

「それになんだよ、この材木はよ!
 使い道ねぇよなぁ!とにかくすげぇ!」


まるで予想外の方向に向かって興奮し続ける妹、
姉の方は拳銃が並んだ壁を見ながら相変わらず私に銃を突きつけている。

「よっし!この秘密基地によぅ、
 あたいが名前をつけてやるよ!
 すっげぇのをよ、つけてやるよぅ!」


正直私はそんなことどうでもよかったのだが、
彼女の興奮具合に対して申し訳ない気がしたので
期待に胸膨らませるふりを精一杯してみた。

「そうだなぁ、うん、よしっ、
 『倉庫』ってぇなぁどうよ?え?『倉庫』!」


私はもちろん、これにはさすがの姉も絶句していた。

「『倉庫』って.....
 それって、名前とかじゃないですよね?」

刺激しないように気を付けて言ってはみるが、

「な?いいよなぁ『倉庫』!
 姉ちゃんもよ、良いと思うよなぁ?なぁ?」

このあり得ないような提案を押し付けて来る妹。

「っていうか、う〜ん、どうかなぁ?
 普通.....すぎるんじゃ無いかなぁ?『倉庫』は」


と、懸命にしかも遠回しにボツと伝えたいもどかしい雰囲気の私。
どうでもよかったはずなのに、こうなってくると幾分抵抗もしたくなる。
姉の方はいらだちのあまり今にも引き金を引きそうな雰囲気。
マズい。このままでは、マズい。
すると、とうとう妹の方が怒りだして

「おいっお前!『倉庫』の何が気にいらねぇんだよっ?」

と、
私に回し蹴りを食らわそうとしたその瞬間、
目が覚めた。

こちら側の時間はまだ夜明け前だった。
ものすごく鮮明に内容を覚えていたので思わず書いてみた。
こんな訳の分からない夢を見ているようじゃ、
今ひとつ体調にも自信が持てない。
もう一度ゆっくり寝てみようと思う。
ゆっくりと、寝てみようと思う。

だいたい、なんだよ?倉庫って。

とあるリハの風景

そこは芝浦にあるプロユースのリハーサルスタジオ。
いつもの三人でツアーのリハをしているのです。
何故こんな豪勢なスタジオをチョイスしたのかは全く不明。
とても広いスタジオなので我々三人はいつもより大きな三角形の位置に居る。
というよりも、不必要なまでにメンバー間が遠い気がする。
もっと近づいてやればいつもみたいで楽なのに、
ちょっとした打ち合わせも怒鳴るような大声で
叫び合わないと聞こえないくらい遠いのだ。


R「だっから〜さぁ〜、Aで弾いてみてよ、Aでっ!」

I「いやぁ〜これEの方がいいんじゃないのかなぁ?」

Y「そうだねぇ、Eかもねぇ、なんつって」



.....Eで演ってみる。



R「いやさぁ〜、だからAでないとさぁ〜、具合悪いんだよっ!」

I「そうだねぇ、でも、Gかもしれないなぁ〜」

Y「うん、G〜んとくるかも、あはははは」



.....Gでも、演ってみる。
上手く行くわけがない。
また怒鳴り合う。



I「なんだかなぁ、Aがいいんじゃないかなぁ〜」

Y「うんうん、それが一番Aなぁ〜、あはははは」

R「だから最初っからそう言ってるじゃんかっ!!!」



もう声とか枯れちゃってる感じなのです。
喋ってるだけなのに。
Aのキーで演ったら結構いい感じのテイクになった。
その日のエンジニアは何故か熊本のタトゥ職人、まさーしー。



R「ねぇ、今の録りましたよね?聞けますよね?」

ま「いっやぁ〜聞き惚れちゃってな〜んもしてなかったわ、ハハハハ」



まったく悪びれた様子もなく、その上タメ口で笑い飛ばされる俺。
結構疲れちゃった上に若干傷ついたりもしながらリハ終了。







場面は一転して帰り道の高速道路。
車は俺のだけれど、運転はイットさん。
スピードメーターを覗くと、針は150km/hを指している。


R「ねぇそんなに飛ばさなくていいからさ」

I「えぇぇ〜飛ばしてないよぅ〜全然」

Y「いやぁイット君!スゴい!君、スゴいよ!」



もうなんの会話だかよく分かりません。
案の定、車は大黒方面へ向かう緩やかなカーブを曲がり切れず、
側壁に正面からぶつかってしまいました。
大破です。煙とかがしゅーしゅー出ちゃってる。


I「ガハハハハ、やっぱり150km/hじゃ曲がんないよねぇ、ガハハハ」

Y「アハハハハハ、無理、絶対に、無理、アハハハハ」

R「ちょっとさ、笑うとこじゃないっしょココ!!!」








せっかく辿り着いたオフだというのに、
こんな夢のせいでグッタリ疲れてしまったのでした。
結構悲惨な目に合っているのに、不思議な程悲壮感がない夢でした。
人間関係その他全体のバランスは当たらずしも遠からずといったところなので、
登場してくれた皆さんには文句を言う気にもなりませんが。
楽しそうだったから、まぁいいか(笑)





さて、
休みの日は近所からいつもの仲間が集まって餃子パーティー。
ホッと一息、って感じかな。











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