ツアー中の一番の問題、
それは「宿泊」
経費から見てもメンタル面から見ても、
旅の行方を左右すると言っても過言ではない項目なのです。
もっとも僕等は仕事の時間上、
実際に宿にいるのは打ち上げが終わってからチェックアウトまでの、
下手をするとたった数時間の出来事な場合も多く、
しかも幸いうちのメンバーはあまり煩い事を言わない人達なので、
三人相部屋なんてこともあったりするわけです。
旅館みたいな和室の場合もあれば、
明らかに無理矢理三つ目のベッドを押し込んだ洋室の場合もあり、
以前ユカリさんと回ったツアーで泊まった超ブライダル系チャペル付きのホテルは、
12畳くらいの和室に二人でゴロゴロ出来たりして(しかも一人¥3,000.)
まぁフロントの方の対応が「あなた方は、もしや、愛のあるふたり?」的な
余分な疑惑も含んだ感じだったのが面白くてですね、
今回もそのホテルを取ろうと思っていたのですが、
どうやらつぶれてしまったらしくて残念(笑)
そりゃそうだよな、¥3,000.はないよなぁ、つぶれるよなぁ。
他にも常宿っぽいホテルが経営が変わって料金形態も変わって、
なんか他人の振りをしている昔の知り合いみたいな感じで。
色んな部分で時間は流れていて、
街の風景もそんな流れにのまれて変わって行くんだなぁ、なんて。
しかしそんな情緒に浸っている場合ではなく、
とにかく宿を確保しなければ路頭に迷ってしまうもしくは、
夜走りの連続という師匠直伝ハイウェイで夜明かし作戦になってしまう。
しかも今回、最終日の移動が大分から淡路島という、
途中に寄りたいお店が何軒もある中を突っ切って走るコースで、
その上佐賀関ー愛媛間はズルをしてフェリーでワープするつもり。
押さえるのは宿だけではなく船も視野に入れなきゃいけない。
大体ツアー中の宿泊、一人三千円台の宿が見つかればガッツポーズ。
なにしろ一瞬寝るだけですから。
五千円を超えたりしたらそりゃもうセレブですよセレブ。
これがまた厄介であり楽しみでもあるんですが、
予約した本人も行ってみるまでどんなだか分からない。
着いてみて、全員で目が点みたいな事もなくはない。
あれはどこだったかな?
リハーサル中、その日一緒に演る地元のシンガーに
「今日の泊まりはどこですか?」
と聞かれてホテルの名前を言うと、
「えぇぇ?あそこに、あぁ、あそこに泊まっちゃったんですかぁ.....」
そう言われてみれば確かに内装も外装も「ビジネスホテル」のそれではなく、
明らかに元はエッチな雰囲気の場所だったんだろうな感が溢れており、
なにやら綺麗なお姉さんが入れ替わり立ち代わりロビーをウロウロしていて、
辻褄を合わせるとどうやらお姉さん達はそちらの業界の方々らしく、
共演者の落胆の理由が分からないでもない要素たっぷりだったり。
まぁとにかく行ってみなければ分からない、そういうことです。
今回もそんな小冒険をあちこちに仕掛けつつ、予約を完了しました(笑)
酷い事にはならないだろうが、何かが起きても不思議ではない、
統括するとそんな雰囲気のチョイス。
さてどんな旅になりますやら。
皆さんもお楽しみに。
夕べからそんな作業を続けていたら、
以前発表した「倉庫」にも劣らないような夢を見まして、
記憶しているシーンを断片的に書き留めたんですが、
覚えているビジュアルが強烈すぎてとても僕の文章力ではお伝えしきれない。
多分その舞台となる街へ行くまでのストーリーで疲れてしまうような、
ある意味壮大な物語のほんの一片なんですが、
これはメモそのものを見て頂いて想像して頂こうかな、と。
絶句、してますか?
最近あまりしてなかったでしょ?絶句。
これもまたなにかの出会いですからね。
絶句を楽しんで下さい。そんな自分を楽しむ、みたいな。
しっかしなぁ、「ピッタリハマるわけ」って言われてもなぁ。
おまけにビールホイッスルなんて楽器、あるのか?
つまり、今日は読んでくれて本当にありがとう(笑)
いい夢見てね!