通りすがりの被災者、なのかも知れない。

神奈川に戻って、大船で野呂さんと対バンしたのが金曜日。
野呂さんと話をしてギターの音色を聴いていたら、
やっと気持ちが平常へと戻って来た気がした。
多分それまでは長い長い移動の続きみたいな気分だったんだと思う。
野呂さんの音色に対するこだわりや一音への心配りや、
なんかそう言うものにすごく癒された気がしている。
ありがとうございます、野呂さん。
是非、あの森で聴いてみたいです。


その二日後、新潟から来たクマガイマコトが二日間逗留。
いろんな話をする。この界隈での出来事や、遠い街での事。
出口のない話を散々聞いてもらっってこれまたフラットに。
有り難いよ、男気のある友達が居るってのは。
ここ最近、がっかりする事ばかりだったからね。

本当に有り難かった。

サンキュー、クマガイ。


改めて振り返るのもなんだけど、
凄い体験をした気がしている。
僕は、通り過ぎただけのヴィジター。
でも、通りすがりの、被災者なのかもわからない。
目の前に、土砂崩れが立ちはだかる。
やっと通れた道には、何台も車が流されている。
道はほとんどが川ぞいに走る国道。
川という川が、茶色に荒れ狂って流れている。
車の底には流された枝が何度も何度も挟まって音を立てる。
行かなければならない場所があるのに、行かれない。
無力さと理不尽さに足止めされた三時間半。
あの時、本心で何を思ったのか?
多分、自分本位で卑怯なことを考えたんだと思う。
そんな自分に帰ってきてから直面した何日間。
何も出来ないじゃないか?お前、出来ないだろ?
自問自答。
迷宮。
迷い道。
せめてそこからは逃げない自分で居たかった。
逃げずに面と向かってみたかった。
それは、かなり辛い、かなり苦しい。
そんなこと分かっていた。
逃げずにその街で頑張っている人がいて、
その人たちへの無力さを思い知って。

 

出来る事は本当に限られている。
歌う事。
真摯に、歌う事。
もう一度あの街に帰って、歌うこと。
それを待っていて貰える自分をブレないこと。
そんなもんだ、出来るのは。


以前、震災直後の宮城や福島の写真をアップしたら、
直接的すぎて怖いです、って苦情が入った。
でもね、現実をソフィスティケイトしたニュースで、
それで満足してるなら、それで十分理解したつもりなら、

タイムラインに流れて来るのを受動的に受け止めて、

それで全て分かっているつもりになれるなら、
何もここに読みに来てくれなくてもいいんです。
僕は見てきたもの、自分が聞いたもの、
それだけをキチンと伝えたいだけ。
それが直の言葉であっても、こういう文章であっても。
無責任なようだけど、それをどう消化するのかは、
聞いた人読んでくれた人次第で良いと思ってる。
歪んで伝わることも多いし、それを吹聴する輩もいるみたいだし。
そんな瑣末なことに関わっている時間、ないんだよ。
もう、無いんだ。


これからもその姿勢はブレずに居たい。
書くことで誰かが傷つくことを知りながら、
覚悟して書いてるんだ。いつだって覚悟してる。


もし、テレビ以上を聞きたく無い方は、
申し訳ないですがここで閉じておいてください。
そんな衝撃的なシーンはないものの、
全て目の前で起きた事実。
全て、見て聞いて感じた、事実。

 

 

 

もう遥か昔の出来事のようだけど、

福山SAで食べたタコ天ラーメン。

近くに引っ越したいくらい、好き。

 

 

本州を走っている間はずっと雨模様だったので、

もしかしたら荒れるかなぁと思って向かったしまなみ街道。

見事に晴れて居ました。

 

 

一夜目の今治ブリキのガチョウ。

何年振りかに会えたお客さんや、

乱入してくれたピーター。

ありがとう、楽しい夜だった。

今度はR3で行きたいなぁ、今治。

 

 

 

 

ピーターとリオたんの息子、ルビン。

お祝いに持っていったTシャツ、少し大きかったけど着せてくれたの。

ハンサムだよね、原色が似合う男になって欲しい。

 

 

 

翌日のオフ日、リオたんが連れてってくれたお店はブリのタタキが絶品。

ご馳走様でした、リオたん。

また行こうね、絶対ね。

 

 

 

二夜目、八幡浜のなるさあBAR。

我慢に我慢して居たママがたまらず踊り出した瞬間。

いやはや楽しい夜だった。

ありがとうございました。

 

 

 

そんな客席の様子。

初めての街なのに、こんなに聞いてくれる人が居る。

それもこれもオーガナイズしてくれたKのおかげ。

ありがとうね、また行くからね。

 

 

 

そんなKと、付き合ってくれたSさんとの打ち上げは、

豪雨の中、深夜まで繰り広げられたのです。

 

 

 

もう、覚えて居ない時間帯。

覚えてない割には幸せそうな二人です。

 

 

 

翌日の移動は大変だった。

簡単に言ったら五回の通行止めに阻まれてなかなか高知に入れない。

これは三度目の出来立ての土砂崩れに通行止めになったR197。

もうここ以外に走れる国道は見つからなかった。

唯一走れたのはスレ違いも出来ないような林道。

そこを走り抜けてなんとか高知県へ入るのです。

 

 

 

ところが辿り着いた四万十川はこれでも水位が下がったというが、

岸から岸まで全てが泥水。

日本随一の清流がこんな濁流に。

 

 

 

その四万十川沿いで三箇所の崖崩れ。

どのネットの道路情報にも載っていなかった。

ここなら通れると思って向かったこの道が、ダメだった。

もう他には迂回路がないのでここで開通を待つしかなかった。

 

 

 

そんな移動を走り抜き、高知のBarTimeに辿り着いたのは22:30を回っていたはず。

なのに、なのに、待っていてくれたお客さんがいたんです。

もう着の身着のまま歌いました。生です、全部、生で。

トン子さんがお客さんを集めるためにしてくれて居ること、

この夜初めて聞いたのですが、泣きそうになった。

ありがとうございます、トン子さん、皆さん。

また必ず高知へ帰りますから。

 

 

 

 

翌日の高知は思いがけないような青空。

聞いたら一週間振りの青空だって。

 

 

 

 

最終日の高知LittlePowers。

到着するなり「よく着きましたね?」って打ち上げっぽい雰囲気。

来る人来る人が、よくぞ辿り着いたと言ってくれ、

この日は例外的に呑みながらのライブになりました。

まっちゃん、ありがとう。

みんな、ありがとう。

また帰るね。よろしくね。

 

 

 

そんな夜に付き合ってくれた皆さん。

本当にありがたいです。

また会いましょうね。

 

 

まだまだ大変な道のりは続きます。

頼みの綱の高知道が、なんと落ちてしまったらしい。

国道32号をひた走り、なんとか徳島道に出たものの、

体力の限界を察知して、淡路島に「一晩匿って」と。

でも着いたら洲本のお客さんが待ち構えていてくれた。

「龍麿さん、来るらしいでぇ?」の一言が呼んだこのテキーラ。

効きました。

その最中にも会いに来てくれる人がいて、

「オフ日が一番キツい」ジンクスを確証に近くした。

嬉しかったなぁ、みんなありがとうね。

 

 

 

 

これは淡路島SAからの眺め。

なんかね、見て来た災害とこの青空のギャップが、

どうにも受け止められなくて、撮った一枚。

まだこの空が、現実感薄い感じだった。

 

 

 

刈谷SAの観覧車。

やっぱり眺めたまま動けなかった。

事実と目の前の現実とのギャップ。

まだ、理解できていない頃。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これは後日談として書こうと思ってたんだけど、

やっぱりタイヤのダメージ、半端じゃなかったんだよね。

スロースローパンクチャーで、浜松SAでパンク確認。

まぁこういうのは慣れているからスペアタイヤにちゃっちゃと交換したんだけど、

 

 

 

 

なんとスペアタイヤまでもが、パンク(笑)

もう手段がなくてSAにあるスタンドに泣きついてみた。

そして聞かされた事実、

・高速上でなくて良かった。

 何故ならあの大雨のせいで居眠りドライバー多発で事故にあってたかもしれない、と。

・このタイヤのサイズ、今朝入ったんだよ、在庫であまり置いてないからね、と。

・名古屋から御殿場までの間でパンク修理ができるのはここ浜松SAしかない、と。

・もしJAFに拾われてもここまで連れてこられて、サイズが無かったら翌朝まで動けなかった、と。

・聞いてくださいよ、Nexcoがね、マージン凄いんですよ。ここの家賃、想像出来ます?
 まぁこれは店長のボヤキだったが面白かった。なるほどね、って話し、聞いた。

 

これをアクシデントと呼ぶか、幸運と呼ぶか、

受け取り方次第でしょ?

僕?

もちろんラッキーにしか思えなかった。

もう一度走れるために、全てがここにあった。

そうとしか思えないんだよね。

そんな人間です。懲りないんです。

 

 

さぁ明けて今日7/20は藤沢湘南台の中華三番でたっぷり歌います。

なかなか神奈川でのフルサイズ、もう無いからね、

頑張って聞きに来てね。

今日も読んでくれてありがとう。

全ての出来事に、ありがとう。

またね。

 

 

 


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