スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
- 2023.09.15 Friday
- -
- -
- -
- -
- -
- by スポンサードリンク
その場に居て、全てを感じて来た人の言葉は重い。
話のきっかけは些細な自分の嗜好。
この時期の山菜の天婦羅には目がない僕は、
タラの芽のことがどれくらい好きかを熱弁していた。
「今ごろ裏山に登ればカゴいっぱいに取れますよ。
生えてる場所知ってるからね。
でももう誰も山菜なんて採ったりしないからね。
だって食べられないし。」
って、富岡町のことを話してくれた。
立ち入り禁止も解けて家にも帰れるようだが、
じいちゃんばあちゃん以外はまだ別の街で暮らしてるという。
「富岡に港があってね、最近は誰も釣らないから、
穴釣りでこんな(30cmくらいに手を広げて)のが釣れるんですよ、
でも今、根魚は食べられないからね、リリースしちゃう。」
富岡の人たちと八年、毎年会う機会を作ってくれたのは、
琢磨仁さんと啓子さん夫妻。
時折別経路で相馬の様子を耳に挟んで入るけれど、
こうして一人の個人が感じていることを聞くと、
改めてどうなっちゃってるんだろう?と思う。
国が大丈夫だから帰りなさいと言った故郷の、
山菜も魚も食べる事が出来ない。
一番痛んでいるはずの人の声は、
まつりごとまで届いていない。
これが八年経ったこの国の現実だ。
今年もフラパラダイスは素晴らしかった。
富岡のおばちゃんたちのフラに目を奪われ、
それを迎える地元のハラウの皆さんも素敵だった。
うやむやには出来ないことを受け止めた上で、
もっと良くして行こうという想いが溢れる一日だった。
以前、相馬の野馬追いに歌いに行けるかもしれない話があり、
やっとこちらから訪ねて行く事が出来ると思っていたが叶わなかった。
今年は是が非でも郡山、福島、相馬、
このラインをツアーしたい。自力で組んでみたい。
今の日常を過ごしているその人に、
そこで僕の歌を聴いてほしい。
そんな思いを強くして帰路に着いた、江ノ島。
一番弱い立場の人の心が、
荒野の真ん中で、行き先を見失って、
ただ一人途方に暮れているんだ
毎年この角度から見上げるのはこの日だけ。
打ち上げでもそうだったけど、
地元の人と福島の人の見分けがどんどん付かなくなってきた八年目。
もはやこれは一つのファミリーになった証なんじゃないかと、
僕は思うのです。
ありがとうございました。お疲れ様でした。
今日も読んでくれてありがとう。
今回の選挙の結果が、
明日を少しでも明るくしてくれるように、
願っています。
どんな?
それは、
黙って、見守る事が出来る、
そんな大人になりたい。
どうしても腹が立てば、怒鳴ってしまう。
挟まなくて良い口を、挟んでしまう。
見えて居ないものについて語られた相手は、
いったい何のことやら?である。
同じものが見えているつもりになっているのは、
自分の勝手な幻想だ。
黙って、待てば良いものを、ね。
そもそも大した人間じゃないんだからさ、
自分が。
相変わらずの失敗を繰り返している。
信頼を取り戻すのに時間がかかるような失敗を、
日々繰り返しているダメ人間なんだ。
で、立ち返るわけ。
「お前偉そうに人にどうこう言える人間じゃないぞ?」
またそこからやり直す。
その立ち位置に叩き落とされて、やり直す。
そんな日々です、今でも。
大人に、なりたいよね。
信頼、していたいよね。
由比ヶ浜から、深夜の帰り道、
イットさんと歩いた10km弱の旅は、
まるで17才の頃に戻ったようだった。
それが大げさなんだとしたら、
初めて二人で旅を周り、
旅空のジャケット写真を持ち帰ったあのツアー、
そんな頃に戻ったような貴重な四時間だった。
きっと今、必要な時間が、あの夜にあっただけ。
大船で再会した二組の対バン。 どちらも素晴らしかった。
出番直前に聞いたMeguBandの「またね」
一緒に出演するバンドの演奏が、
ステージに向かう自分の気持ちを盛り上げてくれた。
あぁこんな事前にもあったなぁ。
まだハルモニアだった頃のモモが歌ったBlueMoonだ。
確かThumbsUpでの出来事。
遠い昔の、でも忘れられない出来事。
音楽の相乗作用、ありがとうねメグちゃん。
辻庵の料理は間違いなく美味い。
今回も賄いで頂いたカレーが超絶美味しかった。
誰かに勧められるお店、地元にはあまり無いけれど、
改めてその目指している頂きの高さに敬服。
ここは自信を持ってオススメ出来る。旨い。
聴きに来たお客さんが「何ここ?全部美味しいんだけど?」
そんな風に言ってくれるのがとても嬉しい。
その料理の姿勢に寄り添える歌を、歌いたいと思うわけ。
常々思っているけれど、どんな街でも年二回が妥当。
歌いに行くのはそれくらいがお互いにちょうど良い。
足繁く通うのが愛情だと思えるのは数年だけなのを、
いろんなところで見て来ているだけにこれは肝に命じている。
行かなければいけない街が増えてくれば、
それ以上は通えなくなってくるのが当たり前だから、
それに届かないとしたら自分がまだまだなんだよね。
とにかく、辻庵に呼んでもらえていることは、
僕の中での誇りかも。ありがとうございます。
ここで歌えたら、地元はもうそれで大丈夫かな?
ありがとう、豊吉さん、斎藤さん。
またよろしくお願いします。
今日はフラパラダイスバンドのリハーサルだった。
琢磨仁さん啓子さんとはもはや四半世紀のお付き合いだし、
今年、篠笛で参加してくれる二朗さんが、
実は同い年だった事が判明。
しかも強力なHONDAマニア(笑)
これからのお付き合いがとても楽しみです。
こういうの、さりげなく音に出るからね。
週末の江ノ島、お楽しみに。
この一年、自分の中ではよく頑張ったなお前的な暦の切り替わり。
新しい年号にちなんだツアーのタイトルはR1 on R1。
さぁ、どんどん進んでいきましょうね!
Daisy'cafe19th Anniversary。
なにしろ居心地が良い街、大阪。
出来ない約束はそもそもしないし、
やると言ったことは必ずやる。
そんな人たちが住んでいる街、大阪。
今泊めてもらっているのは生野区にある長屋。
ツアー中だからさぁ、とかは全く関係なく、
近所の人達に混じってその日々を過ごさせてもらっている。
時期になればお祭りの準備もしなきゃいけないし、
たまたま重なった町会の古紙回収とかも手伝っちゃう。
町会費を取りに来られた時には流石に払わなかったけど、
それでも朝からの町会行事にはなるべく起きて参加している。
ただいまもへったくりもなく、迎え入れてくれる街。
その話をしようか?、泊まる場所の話し。
経費で一番かさむのが宿泊費。
教えてもらったのは「3,500円以内で探せ」と。
探すとね、あるんだよね、そういう宿。
なにしろ打ち上げが終わってからチェックアウトまで、
下手すると五時間くらいしか居ない場合もある。
そんな可能性も含んだツアー中の宿に、
一晩7,000円も8,000円もかけられないわけ。
有難いことに今やどの街にも到着を待ち侘びて、
着くなり自慢のお店に案内してくれる、
そんな人が増えて来た訳です。
ホテルに泊まるくらいならうちに泊まんなよ?
って言ってくれる方も増えて来てね、
これは本当にありがたいんですよ。
なるべく甘えないようにとは心掛けているけれど、
泊めてもらう方が楽しいに決まっているからさ、
だんだんとそんな家も増えて行く訳です、楽しいんだもん。
そんなみんなには感謝してもしきれない。
(ありがとうね。いつもお世話になりっぱなしですみません。)
その中でも大阪の常宿にさせてもらっているところは
まさにディープ大阪とも言うべき街で(木村さんが住んでるとこ)、
町会の行事に巻き込まれても嬉しく思うのは、
みんなが行きずりの僕を受け入れてくれるからだと思う。
その長屋の隣の隣に住んでるおばちゃんは僕を見る度に
「ん?また歌いに来はったん?」みたいな、
こんな一言のやりとりで「ただいま大阪」モードに入れる。
ここ何年かは一年に少なくても三回はお世話になってるので、
どんどん街への染み込み方が濃くなって行くの。
嬉しいよね?「おかえり」って言ってもらえる街があること。
そこで生まれた訳でも育った訳でもないけれど、
そう言って迎えてくれる場所があるなんて、
この仕事をして居て良かったなぁって思う瞬間なの。
数えてみたらね、13年経った。
大阪で歌わせてもらえるようになってから、13年経った。
とてもじゃないが若気の至りでもなく、
怖いものも知りうる歳になってから、
三十代後半から始まったツアー人生。
火事の直後に出かけて行ったROCK食堂祭りとか、
忘れられないなぁ、スレスレだったもんね、あの時。
「龍麿さん、火事のこと聞きました、無理せんといて下さいよ」
「いやこんな時だからこそ、歌いに行っても良いですか?」
みたいなやりとりの末に向かった大阪アメリカ村。
暖かかったのは主催者のコリンちゃんが募金箱を置いてくれて、
その額がギャラよりだいぶ高かったこと(笑)
そんな風に少しずつ広がって行った大阪のライブは、
回れるお店の数も増え、お馴染みになってくれるお客様にも会え、
自分が考える限りなく正しい形で広がって来た街、大阪。
そもそものキッカケをくれたのは一本の電話。
「龍麿、来週何してん?お前に合いそうな店あんねん、
ギター持って大阪来れへんか?」
当時からね、誘ってもらった話は断らないってポリシー。
訳も分からずに行くんだよ、大阪まで。
で、お店を紹介してもらって、
「マスター、こいつの歌、聴いてくれへんか?」
的なやりとりの後に、歌わせてもらったんだ。
当たって砕けろどころじゃない心境なの、歌うにも。
この恩を自分が着るとしたら、
「次」を作って帰らなければ意味がない。
でね、その時にお店に居合わせた人たちが、
後年僕を支えてくれる強力なブレーンになったの。
その電話をくれたP氏とはもはや30年以上のお付き合い。
彼が集大成のイベントを打つと相談をもらい、
じゃぁR3で行きますよ?って言うのは自然の流れだった。
僕の中では極々自然な出来事。
なにしろAcousticCampのアイデアも彼から貰ったものだし、
大阪で地盤を築くのにどれだけ力を貸して貰っているか分からない。
その恩は音楽で返さなければいまの自分の存在理由がない。
そんな心意気で行ったイベントでしたが、
結果またお世話になって帰って来るんだよね。
この繰り返し、そう、繰り返し。
恩を背負いながら、繰り返す。
限りなく正しいと僕は思う。
そんな旅を今年も続けていけたら最高だなって、
書いていて思いました。
来月からは長いツアーも始まるし、
またみんなにお世話になりに行こうと思います。
よろしくお願いしますね。
3/23 寺田町ROBIN
思わぬ誰かがきてくれる街になった大阪。
ありがとうね、楽しかったです、喋りすぎました。
なにしろライバルはポカスカジャンなR3ですから(笑)
ユカリさんはメール中。
イットさんは夜マック中。
この時間にこれは流石にキツイって。
スタッフ用ジャンパーを頂いて着てみたら、
まさかの被り方(笑)
兄弟かっ?
こんな可愛い車が192台も集まったイベント。
僕らがこの手のイベントで歌うのもこれが最後かもしれない。
Mr.8meat。
何も解説はいらない。
似合いすぎです。
片付けの終わった会場で主催スタッフの車の集合写真。
一台として同じフェイスがいないのがホントに面白い。
P氏、お疲れ様でした。
まだまだお世話になりますから。
イベントから帰ってしばしの休憩中も、
この人たちはこんなことして遊んでたそうな(笑)
やかましいっての。
気持ちの良いイベントでした。
皆さん、お疲れ様でした。
またどこかでお会いしましょうね?
週末のDaisy's 19th Anniversaryからライブが続きます。
こちらでチェックして下さい。
今日も読んでくれてありがとう。
新しい年号についても書きたいかな。
また楽しみにしててね。でも、
出来るだけ生で会おうね?