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- 2023.09.15 Friday
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随分あいだが空いてしまった。
それを、あまりに深く悲しい出来事のせいにするにも、
正直未だにそれを解決出来てはいない気もするんだね。
一旦、自分の言葉でどうしても伝え切れないことを抱えると、
色々なもののバランスが狂ってしまったんだと思う。
一本一本目の前のライブをきちんと終わらせる事、
例えお客さんに気取られたとしてもきちんと歌う。
ツアーの途中で受け取った訃報に対して、
出来る事なんてそれが精一杯だったんだと思う。
ここ何年か、行った先の街で待っていてくれるはずの人が、
もう会えないと知らされることが何件もあったから、
油断してたんだね、慣れたつもりで居たんだね。
でも身内に起きたことはあまりにも痛かった。
何にも出来ないんだなって思い知らされた。
前回書いてから全国津々浦々で30本。
とにかく会いたい人に会いに行く旅を続けてきた。
何故なら、次にいつ会えるかは自分も含めて誰にも分からないから。
去年の春、ちょうどR3の10th Anniversary Tourの打ち合わせの頃だった。
イットさんの奥さん、雅美ちゃんの容態が思わしくないことと、
ユカリさんちの家庭の事情が大きく変わることを知らされた。
それは、もう親兄弟が居ない僕にとっては身内の不幸にしか、
受け取れなかったんだよね。一番近しい人たちの悩み。
三人で回ることが不可能だと分かってからは、
とにかく自分一人でも全国のお店に不義理の無いように、
頑張って顔を出しに行くことを最優先にツアーを組んできた。
結果、そのせいで一番近くに居たい時に僕は近くに居られなかった。
こんなジレンマを、この時期に突きつけられるとは思いもよらなかった。
時間でしか解決出来ないことが、ある。
じゃぁその時間を一緒に過ごすとしたら何が最適なのか?
僕らは演奏するしか無いんだと思うの。
ずっと放ったらかしてきた新曲のアイデア、
この夏の間にはみんなに聞いてもらえる状態にまで持って行く。
それを持ってまたR3で元気な姿を見せに行くしか無いよね?
旅先の町のこと。
これはまぁ、地元神奈川も同じことが言えるけれど、
求められている場所が増えてきたのは本当に嬉しいです。
いついつ頃、演れないっすかみたいな誘い方をしてくれる街、
ありがとうございます。
励みになります、無理してでも演ろうと思っちゃいますよ。
その上僕が行かれない間にも、僕の歌をカバーしてくれている人もいる。
こんな有難いことが起こるなんてさ、ビックリなんだよ。
そんな状況の上で、まだ誰もお客さんがいない街への挑戦?
これも絶やさずに続けているわけです。
わざわざ打ちのめされに行くようなものよね。
でも、初心を忘れないために、自分でその状況を作るの。
お前なんてな、誰も知らないんだよ、聞いたこと無いんだよ?
っていう街を、攻める。そして、大概、負ける(笑)
こんなことの繰り返しが何年か先の大爆発を呼ぶと思ってるの。
その間にも全国のお客さんが喜んでくれるようなさ、
メディア絡みの事故みたいなニュースが起こるかもしれないし。
いつでもそれについて行くだけの振れ幅を持って、
でも立ち位置は、貴方の目の前で歌うこと、的なね。
これが師匠伝兵衛から引き継いだ一番の宝物かな?
この二ヶ月半、歌わせてくれたお店の皆さんには本当に感謝しています。
自分でも手探りのまま走り続けてきました。
雑に扱われているところからは離れればいいし、
お互いにリスペクトし合えるところを大事にすれば良い。
それだけのことだなって、分かりやすい話だなって。
だからこれからもよろしくお願いします。
俺の頭で良ければいくらでも下げます、よろしくお願いします。
皆さんに会えた季節のおかげで僕の歌、僕のライブ、
だいぶ変わってきました、褒められることが多くなった(笑)
これからもいろんな気持ちを背負って歌います。
今日は写真無しの言葉のみで。
長々と読んでくれてありがとう。
本当にありがとう。